フィンガーチョコレートは私の好きなお菓子です。細長いビスケットをチョコレートでコートした定番商品です。
スーパーで買い物をしていると定期的に森永やカバヤの大袋が売り出しになっているのでよく買って食べます。フィンガービスケットというとソフトな食感でやや平べったい形のものが多いですが、フィンガーチョコレートの中身のビスケットはハードな歯ざわりでシガレット状のシャープな形状になっています。チョコとのマッチングがよく考えられていて最高です。森永は大正時代から売っているそうですよ。しかしこの名前、日本語で「人間の指のような形のチョコレート」といわれるとなんだかオエッとなりますがフィンガーといわれればなんだかかっこよく聞こえます。外国語はいいものです。
外国といえば最近イギリスの老舗キャドバリーの「フィンガー ル・オリジナル」が近所で売っていたので食べてみました。日本の薄く波打つコーティングと違ってかなり分厚くチョコがかかっていて、いかにもキャドバリーな味のミルクチョコの風味が口に広がります。これはこれで日本のフィンガーと一味違っておいしいのですが、残念なのは銀紙にくるまれていないということです。フィンガーチョコの大袋を一気に食べ終わってふと傍らに顔を向けたときに目に入る大量の銀紙、あのキラキラ輝く景色から受ける達成感と不思議な罪悪感が味わえないとなると少々物足りないのです。